ポリフェノールとは、植物や果物に含まれる苦味・色素の成分です。
強力な抗酸化作用があるため、主に生活習慣病や成人病の予防に役立ちます。
種類は5,000種類以上あると言われていて、その種類によってさまざまな機能があります。
そこで今回はポリフェノールを多く含む食品から注意点までご紹介します。
ポリフェノールを多く含む食品
ポリフェノールを多く含む食品はさまざまです。
これらの食品以外にも、ポリフェノールを含む食品はたくさんあります。ですから、あらゆる食品をバランス良く食べていれば、1日のポリフェノール摂取量は自然にクリアできることになるでしょう。
ポリフェノールと相性の悪い食品
ポリフェノールには相性の悪い食品があります。
相性の悪い食品を摂取すると、効果が悪くなる恐れも出てきます。
特に牛乳には気をつけましょう。
牛乳に含まれるガゼインは、ポリフェノールと結合すると効果が期待できません。
なので、牛乳とベリー系を組み合わせてとることはオススメできないのです。
シチューを作る時はポリフェノールが含まれた赤ワインで肉類を煮込んだり、牛乳の代わりに豆乳で仕上げたりすることで、上手にポリフェノールを摂取することができるでしょう。
ポリフェノールもとりすぎると中毒に?
ポリフェノールにはさまざまなメリットがあります。
しかし、ポリフェノールをたくさん摂取しすぎると健康疾患を招くことも。
ポリフェノールばかりに執着しない
ポリフェノールをたくさん摂取したいばかりに、赤ワインを多量に飲むことを習慣にするのはオススメできません。
なぜなら、ワインのアルコール成分が肝機能を低下させてしまうからです。
また砂糖入りのココアやコーヒーをたくさん飲んでしまえば、肥満や糖尿病などを引き起こしやすくなります。
他にも、女性ホルモンをコントロールするイソフラボンたっぷりの大豆飲料をたくさん摂取すると、便秘や女性ホルモンの乱れが生じやすくなるでしょう。
このようにならないためにも、特定のポリフェノール食品や飲み物だけに執着せず、さまざまな種類のポリフェノールを摂取することが大切です。
一緒に配合されている成分にも注意
ポリフェノールは社会的に期待されている成分です。
今ではお菓子コーナーを見てもポリフェノール配合のキャンディーやチョコレートがズラリと並んでいます。
こうした菓子類は手軽にポリフェノールを摂取できるため、たくさん食べてしまいがちです。
しかし、気をつけなくてはならないのは、キャンディーやチョコレートには、ポリフェノールだけでなく、糖分や脂質、添加物なども含まれている点です。
ポリフェノールだけでなく、他の成分はどのようなものが含まれているかもしっかりと確認する必要があります。
偏りのないバランスのとれた食事を心がけましょう。